詰め物などをくっつける合着と接着について

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は関東各地でゲリラ雷雨の話が聞こえてくる中、たいした雨の降らない一日でした。

突然ですが、合着と接着の違いをご存知ですか?知ってるはずがないですよね?
金属かセラミックかを選ぶ際に、もうひとつ知って頂きたいことがあります。
それは、金属やセラミックが歯と、どのようにくっつている(接合している)かということです。
くっつけ方には2種類あります。それが合着と接着です。
合着とは被着面の凹凸に材料が入り込んで固まり、脱離しなくなる機械的な原理。
接着とは被着材と接着剤の化学的な結合(分子的結合力)によって吸着する化学的な原理です。

実は、保険で治療する金属は合着により歯にはまっているだけで、歯と一体化している訳ではありません。
セメントが歯と金属の間を埋めて、その摩擦力ではまっているだけ。
残念ですが、時間が経ってセメントが劣化し溶けてくると、隙間ができて金属がはがれてきます。
また、歯との隙間に徐々に細菌が浸入し、2次カリエスという、新たな虫歯になることがあります。
なので、歯につめた金属は、平均約7年でダメになっているのです。
それに対し、セラミックはレジンセメントを介し、接着して歯と一体化するため、隙間から細菌が浸入することがありません。

このような歯との接合の仕方を金属は『合着』と言い、セラミックは『接着』と言います。
金属の『合着』には限界があり、虫歯の再発、金属アレルギーの発症など様々な不具合を引き起こしてしまいます。
確かに保険治療は、治療費を抑えることは出来ます。
しかし、保険通用となる銀歯での治療は、見た目だけでなく、アレルギーの問題、
天然歯への影響、2次う蝕(むし歯)の発生など、長い目で見れば、治療費も決して安くはありません。
せっかく治療するのであるなら長持ちし、健康的でいられる治療をしなければいけないと思うのです。
セラミックは2次カリエスにもなりにくく、アレルギーも起きないので理想的な治療法と言えます。
今回は合着と接着の違いについてまとめました。是非参考にしてくださいね(^-^)

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

©2014医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック