上の総入れ歯 保険と自費の違い

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は昨日よりは気温も落ち着き、秋の爽やかな天気となっています。

今回は上の歯が全てなくなってしまった場合に作る総入れ歯の保険と自費の入れ歯での違いについて
書いてみたいと思います。保険の総入れ歯はプラスチックのみしか使用できません。
プラスチックである以上落とすと割れてしまう可能性があるのである程度の厚みがあるのはやむ負えないわけです。
対して、保険外であれば一番違和感の出る口蓋部にコバルトやチタンなどの金属を使用できるので
1ミリ以下まで厚みを薄くすることが出来るのです。これにより口の中にしめる入れ歯の違和感がかなり軽減します。
さらに金属を十分に使用できるので入れ歯自体の剛性(曲げやねじりの力に対する、寸法変化(変形)の
しづらさの度合いのこと)がプラスチックと比較してはるかに高いので、
きちんと硬いものが噛めるようになるわけです。
勿論人によっては保険の総入れ歯でも噛めることは出来る人はいますが、相対的に金属の義歯のほうが
剛性が強いので絶対的に噛めるわけです。金属は熱伝導性もあるので飲食物の冷たいや熱いというのがわかりやすい
というメリットがあります。つまり食事の味が感じやすく、よりおいしくご飯が食べられることも間違いなしです(^-^)
自費の義歯でコバルトとチタンについても細かい違いがあります。
コバルトは昔からある総入れ歯の自費の義歯で一番オーソドックスです。近年使用されるようになった
チタンには生体親和性があり、金属アレルギーの起きる可能性が極めて小さいというメリットとコバルトと
比較して決定的に重さが軽いのでより装着感が良く、違和感の少ない義歯を作ることが出来ます(^-^)
おおまかにはこの3種類が上の総入れ歯になりますが、ケースによっては入れ歯を入れるのが痛く仕方のないほど
薄い粘膜面にシリコンをひいたコンフォートという義歯や
ゴールドを使用した義歯もあります。それぞれ利点、欠点がありますので総入れ歯を作る際には
是非ご相談くださいね(^-^)

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

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