歯性上顎洞炎とは?

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日も久喜は冬晴れです。今週は毎日寒さが厳しいですね。
大寒から立春までは毎年ですが、寒さがきつくなります。

さて昨日上顎洞に関して説明しましたが、今回は歯が原因で上顎洞に炎症の起きる歯性上顎洞炎
にターゲットをしぼって説明します。

歯性上顎洞炎

鼻性あるいは血行性の上顎洞炎に対して、歯に由来する歯性上顎洞炎は、上顎洞炎の10~30%を占めます。
上顎第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の歯根と上顎洞が近接しているため、
虫歯や歯周病が進んで、歯根の先の骨が溶けると、すぐに菌が上顎洞にまで達してしまい、上顎洞炎になるのです。
鼻性の上顎洞炎は、両側の上顎洞が炎症を起こしていますが、
歯性の場合は、原因歯のある側(片側)だけが炎症を起こしているのが特徴です。

歯性上顎洞炎の症状

急性期

患側の眼窩下部の腫脹、疼痛、近傍の歯牙の痛み、挺出感、眼痛、鼻閉感、鼻汁 など。

慢性期

明確な症状に欠けることも多く、軽度の片頭痛、頭重感、鼻閉感、歯牙の違和感等が生じることがあります。X線、CTで偶然発見されることが多いです。

歯性上顎洞炎の診断

診断はX線撮影またはCT撮影で行います。
X線で診断可能な場合も多いですが、X線のみでは、はっきりしなく詳しく診査するためには、CTを撮影します。
歯科で扱うのは歯性由来の上顎洞炎なので、原因は歯牙の根尖病巣、辺縁性歯周炎であり、
大きな病巣はもちろんのこと小さな病巣でも感染源になりえます。
歯性上顎洞炎の場合、原因歯の特定が重要となります。疑わしい歯牙が複数ある場合、歯牙の特定をしなければなりません。
この特定にCTが有効なのです。原因歯が、1本でなく2~3本あることもあります。

歯性上顎洞炎の治療

急性期

抗菌薬を投与し、消炎をはかります。

慢性期

感染源の除去が原則です。根管治療、歯周治療で感染源が除去できればそれを行います。
根管治療、歯周治療で改善できない場合は抜歯となります。
抜歯して膿が出てくる場合は、洞内を生理食塩水で繰り返し洗浄して綺麗にします。
抜歯でほとんどが改善しますが、上顎洞と鼻腔の通路(自然孔)が閉鎖しているような場合は手術の適応となります。

手術

内視鏡や上顎洞根治術が行われていますが、多くは入院が必要です。
上顎洞根治術は、術後5~10年後、術後性上顎嚢胞という病気が起きてしまうことがあるため、最近は以前ほどやられなくなってます。
頬のあたりがむずがゆいかったり、重い感じがある方は遠慮なく上顎洞炎についてご相談ください。
レントゲン撮影によりある程度炎症が上顎洞にあるのかどうかは判断できます(^O^)

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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