生まれたばかりの赤ちゃんに歯が!?

こんばんは!
いしはた歯科院長の石幡一樹です。
昨日の夜から涼しいですね(^O^)個人的にはこの気温は過ごしやすくて好きです。
でも服を間違えると風邪をひくかもしれません。

前回は萌出性嚢胞について記述しましたが、今回はそれと同様に
赤ちゃんに見られる口の中の状態について説明致します。
もし生まれたばかりの赤ちゃんに歯が生えていたらみなさんどうしますか?
びっくりしますよね(-.-)

よく言われることですが、通常乳歯が生えはじめる時期には少し個人差があります。
しかし大抵の場合生後6ヶ月以降に下アゴの真ん中の歯(乳中切歯)から生えてきます。
ところが、生まれたときからすでに歯が生えていることがあり、
そのような歯を「先天性歯(せんてんせいし)」と呼びます。
また、生後1ヶ月以内に生えてきた場合を「新生児歯(しんせいじし)」と呼びます。

◆先天性歯の原因
先天性歯あるいは新生児歯は、1本だけのこともありますし、2本見られることもあります。
なぜ通常よりもずっと早くに、歯が生えるのかについてはまだ何も分かっていないのです。
赤ちゃんに歯が生えてくることは喜ばしいことですが、
先天性歯や新生児歯については、残念ながらそうではありません。

◆先天性歯と新生児歯の特徴
先天性歯と新生児歯は多くの場合、歯の根っこの形成が不十分でグラグラしており、
また、噛みあう相手の歯もありません。そのため、仮に生まれたときから歯が生えていても
歯としての役割を全く発揮できません。また、グラグラと動揺が激しい歯については、
抜歯をせざるをを得ないことがあります。動揺があまりない歯でも、母乳を吸うときに
舌に歯がぶつかることで舌の下の所に潰瘍を作ってしまうことがありますのでご注意下さい。

先天性歯の色は、通常の白い場合もありますが、黄色みがかっていることも多いです。
赤ちゃんの歯が黄色いのは、正常な白い乳歯に比べて
表面のエナメル質の硬さが劣っていることを示しています。
これを「エナメル質形成不全歯(けいせいふぜんし)」と言います。
そのため形成不全歯は、他の歯が生えてきて
歯が噛みあうようになると、早くすり減る傾向があります。
今回は先天性歯について書いてみました。こういうこともありえるので
親御さんは落ち着いて対処するようにしてくださいね(^O^)

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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