インプラントと入れ歯で噛む力を比較!!

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は猛暑です。5分も外を歩くと汗がたれそうになりますね( *´艸`)

さて今回の歯の話ですが、インプラントと入れ歯での噛む力の比較についてです。
歯が抜けてしまった人や歯を抜かなければいけなくなった人の選択肢といえば「インプラント」や「入れ歯」ですよね。
しかし、インプラントも入れ歯も名前は聞いたことがあるけれどもこの2つの特徴について詳しく知らない人が少なくありません。また、歯医者さんの中には診療が忙しく、資料を渡しただけで説明を済ませてしまう患者さん任せの歯科医院も実際に存在するといわれています。

今回はこの2つの補綴物に関してわかりやすく紹介していきます。
※ ここで紹介する入れ歯は部分入れ歯と総入れ歯の両方を意味します。部分入れ歯や総入れ歯はその都度、明記します。

■ インプラントと入れ歯の大きな違い

インプラントを入れるのか入れ歯を作るのか選択をするときに患者さんが気になる違いをまとめました。

1. 費用は入れ歯の方が安価に製作できるが…
治療法の選択基準の一つに費用があります。歯科の治療方法は多種多様で、患者さん自身の性格や目的などに合わせて選ぶ必要があります。そこで、歯医者さんは患者さんにとって適切な治療を行うために、治療方法の選択をお願いすることがほとんどです。
費用面だけで考えるなら入れ歯のほうが圧倒的に安く作ることができます。また、入れ歯には保険診療で製作する入れ歯と自費診療で製作する入れ歯の2種類がありますが、保険診療で製作する入れ歯であればさらに安価で作ることが可能です。
ちなみに、自費診療で製作する入れ歯の多くは上顎につける総入れ歯で嘔吐反射や装着不良感をなくすため、また総入れ歯が壊れにくくするために金属で作られています。

2. 咀嚼効率・咀嚼感はインプラントに軍配
実際に入れ歯やインプラント治療を行っても噛むことができなければ意味がありません。入れ歯とインプラントを比較した時に噛む力が十二分に発揮できるのはインプラントのほうです。全て自分の歯が生えている人が噛む力を100%とすると、部分入れ歯では30~40%程度・総入れ歯では10~20%程度と言われています。インプラント治療では顎の骨にインプラントが埋まっているので実際の歯のように噛むことができます。100%に近い力で噛みやすいのは入れ歯よりもインプラントです。

3. 入れ歯の方が早く使える
入れ歯とインプラントでは治療を開始してから終了するまでの期間には大きな差があります。
入れ歯であれば歯型を取ってから歯科技工士さんへ技工指示を出して製作が開始されます。型取りから入れ歯が患者さんの口の中へ入るまでは部分入れ歯も総入れ歯でもそこまで時間差はなく大体1か月~2か月程度でできます。
一方、インプラントはインプラント体と呼ばれるインプラントの元を埋める外科手術が必要です。外科手術をするにあたって患者さんの持病はどういったものがあるのか、インプラントを埋める骨の厚さはどのくらいあるのか、神経や血管は埋める予定の近くに走行していないかなどを慎重にチェックをしなければなりません。インプラントの場合、外科手術をして実際にインプラントで食事をするようになるまでは2~3か月程度かかります。
友人や家族でインプラント治療を行い、苦労した大変な目にあったということで私もインプラントはやりたくないという患者さんが当院では大変多く見受けられますが、一方で当院でインプラントを行った方でたとえば入れ歯からインプラントに代わり、非常に快適で問題なく良く噛めてやって良かったという患者さんもいらっしゃいます。当院でインプラントをして後悔している方は一人もいません。きちんと患者さんの口の中を考えた上でインプラントを行えば10年以上快適に噛めわけですから行う価値は高いと言えます!!!!

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年7月31日

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