歯茎をめくって中の汚れをとるフラップ手術とは?

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴天で暑かったですが、夕方からこの夏初めて?の雷雨でした。
この夏は雷雨が少ないですよね!!

さて今回の歯の話ですが、歯周病が進行した時に必要になるフラップ手術についてです。
歯周外科治療(フラップ手術)とは、中等度以上の進行した歯周病に対して行う外科処置です。
歯周病が進行してしまった部位の歯茎を切開し、歯根面に付着しているプラーク(歯垢)や歯石を直視下で除去します。
世界中の文献的に歯周ポケットが6mm以上あるケースでは手さぐりで行う歯石除去では歯の根面にへばりついた
縁下歯石が除去しきれないということは既に明白な事実です!!!
歯周病治療におけるフラップ手術の重要性
歯周病が軽度である場合は、手術をしない非外科処置でプラークと歯石を除去していきます。
しかしながら、歯周病が進行して顎の骨が奥深くまで溶かされてくると、歯周ポケット内に治療機器が届かないケースが出てきます。
この場合、奥深くに溜まったプラークや歯石を除去するためには歯根面を露出させる必要があり、
そのために行うのが歯周外科治療(フラップ手術)です。
フラップ手術の最大のメリットは、歯茎を切開することでプラークや歯石を目視で確認しながら確実に除去できることです。
そのため、歯周病の進行が骨の吸収にまで及んでしまっている場合は、
非外科処置よりも的確なデブライドメントやスケーリングが可能になります。
フラップ手術の話をすると現在当院では8割以上の方がフラップ手術を希望されます。誰が考えても
歯の表面がきちんと見えている状況で付着した歯石や不良な歯茎を除去するほうが
きちんと根面を滑沢化出来ることは素人の方にも分かるはずです。癌の手術をする時に手さぐりで癌を除去するDrが
いるかどうか考えれば小学生でもわかることです。そんなことをしたら血管を傷つけて大変なことになりますものね(ー_ー)!!
やりたがらない1割程度の方には月一回のお掃除を推奨させていただいておりますが、現状より歯周病をよく出来る術がありながら
出来ないのはDr心理としては寂しい物です。とはいっても治療の意志決定は患者さんがすべきなので仕方がないところです。
フラップ手術を採用する基準
歯周病が進行すると顎の骨が溶かされていきますが、すり鉢状に斜めに溶けてくる場合(垂直性の骨吸収)と、水平に平らに溶けてくる場合(水平性の骨吸収)があります。歯の場所にもよりますが、一般的に歯周病が重症化すると垂直性の骨吸収が起こってきます。
垂直性の骨吸収が起きている場合は、歯周ポケットに治療機器が入りにくいため、プラークや歯石を除去するためにはフラップ手術で歯茎を切開する必要があります。一方、水平性の骨吸収の場合は器具が入るため、非外科処置でプラーク・歯石を除去できます。
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一般的なフラップ手術の課題
効果的な歯周病治療を行ううえで大前提となるのが、患者さん自身がしっかりブラッシングできていることです。
フラップ手術は、治療機器が届きにくい場所に対して優れた効果を発揮しますが、
しっかりブラッシングができていない患者さんに対して行うと、歯周病の進行スピードを約3倍にするという研究結果もあります。
中途半端ななフラップ手術は、歯周病の進行を早めてしまうため、適応の可否は的確に判断する必要があります。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年8月10日

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