大先生の3回目の命日

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜はうす曇りで肌寒い一日でした。
24日は大先生の命日です。3年前のこの日を思い出すと辛くなります。
というか11月に入って、この日に近づくにつれて、なんとなく悲しい沈んだ気持ちになります。
これは一生続くのかもしれません。
たまに子供達がじーじーに会いたいと言うのですが、これを聞くと思わず泣きます。
子供達も会いたいようです。月に行ってしまったということに子供達の中ではなっているようです。
でもこの日があったからやらなきゃ!という想いが高まって今私は頑張っていますし、色々な意味で成長したとは思います。
急に夫を失った母は悲しみがより強いので可哀そうに思えてきます。
診療では父が着ていたウェアを着て、父のことを思いながら診療しました。
診療室内に父の写真が棚の上に飾ってありますが、本日父と同い年の患者さんで開院して間もないころからずっといらしている父の作ったコーヌス入れ歯の患者さんが写真に拝んでくださいました。ありがたい話です(^-^)
ちなみに入れ歯は6年経っても何も問題ありません!私が一生この患者さんの歯を守ります。
私は今後人前で父及び私の考えを話して、この考え方を歯科界に残すという目標を胸に頑張ります!!

ここからは歯の話です。歯の硬さは実際は個人個人で違うというお話をします。
歯は生体の中では最も硬い組織です。
ビッカース硬さという硬さを数値化した場合400という硬さです。
これはアルミなどの合金や一部のステンレスより固いレベルです。
しかし、硬さに影響する石灰化の度合いは個人によって違うようです。
それは虫歯などで歯を削る時に歯科医のみが感じられる感覚かもしれません。
歯と歯の間に虫歯が出来やすい方などは全く虫歯のない方と比較して
歯を削る時に歯が柔らかいです。
バー(削る道具)がスムーズに歯の内部へと入っていくのです。
このような方はおそらく虫歯菌の数も多く、また虫歯菌(ミュータンス菌)の作る酸で歯が溶けやすく
虫歯の進行も早いです((+_+))そして神経のなくなっている歯も多い傾向にあります。
例えば神経を取っている歯が何本もある方と全て健康な歯の方で
奥歯の溝に小さい虫歯があったとしましょう。もし後者であれば削らずに様子見でも
問題はないでしょう。虫歯になりにくい方は進行速度も遅いです。
対して、虫歯の多い方は一見虫歯が奥歯の溝に限定されているように見えても
実際削ってみると中で広がっていることが本当に多いです。歯の柔らかい人ほど特にそうです。
なのでこのような人は早めに虫歯を削って神経をとる事態になることを未然に防がないといけません。
結論としては浅い虫歯でも早めに治療した方が無難な方と
今後も定期健診の際に虫歯が進んでいないか確認するので大丈夫な方に分かれます。
虫歯の多い方には何か原因があるはずです。クッキーやあめ、グミ、ハイチュウなど甘い食べ物を頻繁に摂取
しているか、炭酸飲料や砂糖入りのコーヒーや紅茶を頻繁に飲んでいることが多いです。
この食生活の習慣を改めない限り、予防をしても再度虫歯になってしまいます。
歯を削って何かをくっつけることで形態は元通りですが、物と物とくっつけている界面はミュータンス菌から
すればただの隙間で最も弱い部分です。虫歯の再発二次カリエスはほぼここから起きます!
虫歯を削るか否かで悩んでいる方は是非お気軽にご相談下さい。

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年11月24日

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