不正咬合による悪影響

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇っており、寒いです。今朝大宮では雪が降っていました。

今回は昨日の不正咬合の種類に引き続いて、それによる悪影響についてまとめてみます。

■不正咬合の身体的影響

上述のような不正咬合の身体的な影響としては、症状の度合いなどによって個人差がありますが、
一般的に以下のような影響があります。

・咀嚼障害(噛むことに何らかの障害が生じる)
・嚥下障害(食べ物などを飲みこむことに障害が生じる)
・発音障害
・顎の成長障害、顔の変形
・口腔内のトラブル(虫歯、歯肉炎など)

例えば出っ歯の場合、歯が前に出ていることによって唇が閉じにくいため、
口の中が乾燥しやすく、歯周病や虫歯の原因となります。受け口だと、「サ行」や「タ行」が発音しにくい発音障害や、
顎の成長障害(上あごが成長不良、下あごの過剰な成長)により、顔が変形することがあります。
開咬だと「サ行」「タ行」「ラ行」が発音しにくく、特に英語の発音では大きなハンディになると言われています。

また、どの不正咬合でも、噛み合わせのズレから、顎関節症、頭痛、肩こり、腰痛や、咀嚼が
しっかりできないことから消化不良を起こすなど、歯や顔周辺のみならず、全身に不調が発生することがあります。

■不正咬合の心理的・外見的な影響

歯並びのことを本人が気にしていたり、人から指摘されてトラウマとなり、
「人前で思いっきり笑えない」「笑う時は口元を隠す」「発音が悪いので話すのが苦痛に感じる」など、
コンプレックスを抱いてしまうことがあります。私もこのような悩みを抱えた患者さんに出会ったことがあります。
冒頭でご紹介した日本臨床矯正歯科医会の調査結果でも、「歯をみせて笑うことに抵抗を感じる」と
回答した人は25.9%もいることから、歯並びが心理的に与える影響は少なくないといえるでしょう。

また、同調査では、「歯並び」が美しい人から受ける印象について、以下のような回答結果となっています。

・「清潔感がある」78.7%
・「健康的」78.6%
・「上品」62.4%
・「育ちがよい」54.3%

つまり歯並びが悪いことは、上記と逆の印象を与え、外見的な印象にも影響があると考えられます。
特に、歯並びを重視する欧米などの外国人と接する場合は、大きなマイナスイメージとなる可能性があります。

マウスピース装置(アライナー)による矯正歯科治療を提供するアライン・テクノロジー・ジャパンの調査では、
日本に住む外国人 100 名が回答したアンケートで、76%の外国人が「日本人は歯並びが悪い」と回答したそうです。
また、同調査では、アンケートに回答した外国人の83%が「歯並びは笑顔の魅力に関わる」と回答しています。

■歯列矯正のデメリット

確かに歯並びが悪いと、あらゆる点でリスクがあります。重度の場合はできるだけ矯正をした方がよいと考えられます。
しかし、特に軽度の場合は、歯列矯正を行うことのメリットはデメリットを上回るのか、気になるところです。
歯列矯正の失敗によるデメリットはないのでしょうか。

歯列矯正の費用や期間以外のデメリットとしては、主には以下のようなものがあります。

・外見的なデメリット:矯正装置が目立つ、歯並びが一時的に余計悪くなるなど

・矯正装置による不快さ:食べにくい、発音しにくい、矯正装置に食べ物が詰まる、矯正装置によって舌が傷つきやすい

・虫歯になりやすい:上述の通り、食べ物が詰まりやすく、歯磨きに慣れるまでは、詰まった食べ物が取れにくいため、
 虫歯になりやすい状態となります。

・顎の痛みや頭痛:歯を移動させるために力が加わるため、顎や歯ぐきなどに痛みを感じたり、頭痛や肩こりが発生する場合があります。

矯正をした患者さんの中には、歯列矯正が原因で全身に様々な不調が発生し、
「こんなに辛い思いをするなら、矯正なんてやらなければよかった」と思う方もいることが報告されています。
中には、歯列矯正の技術や経験が不十分なのにも関わらず、営利目的で歯列矯正を提供している歯科医もいるとも言われています。

しかし一方で、現在は矯正の技術がかなり進化し、目立たない方法での矯正や時間を短縮できる方法、
身体への負担が少ない方法が次々と開発されています。もし歯列矯正を行う場合は、
上述のようなデメリットが起こりうることを認識し、矯正の経験と実績が豊富なクリニックを選ぶことが重要です。
「近くだからいつもの歯医者さんでいいや」と安易に決めてしまわず、複数のクリニックを受診し、
納得のいく治療を受けるようにしてください。
歯並びで気になる点がある方は是非一度当院でご相談下さい。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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