欠損部の治療法 ブリッジ

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は晴天で気持ちの良い天気です(^O^)

今回は欠損がある場合の治療法の一つブリッジについて説明したいと思います。
進行したむし歯や歯周病で抜歯した時、抜いた歯の機能を補うものを
入れる治療が必要になります。その方法の一つがブリッジです。
ブリッジをやる場合必ず歯を削らなくてはなりません。
神経をとっていて既に被せ物をしている歯であれば良いのですが、
場合によっては健康な歯を削らなければいけないケースも
あります。健康な歯を削るということは歯にダメージを与え、寿命を短くしますのでもちろんよくありません。
ですので患者さんによっては歯を削りたくないので、放置している方もいます。
しかし、欠損を放置するとその両脇の歯が傾き、噛み合わせに悪影響を与えます。
また傾くことでブラッシングしにくくなることで虫歯や歯周病が悪化することもあります。
さらに顔貌に変わってしまうこともあります。そこで健康な歯を削りたくないというニーズに答える
為にインプラント治療が出てきたのです。

しかし、保険治療を希望されるならば、ブリッジか入れ歯しか選択肢はありません。
そして入れ歯よりはブリッジのほうがしっかり噛めるという意味で患者さんは満足されます!!

「ブリッジ」とは、両隣の残った歯を削り土台とし、
人工の歯で「橋を架けるような形」にした「かぶせ物」のことです。
残っている自分の歯を橋桁(はしげた)として使うので、
橋桁となる歯が丈夫であることが条件です。
そしてその位置も大事な要素になります。
場合によっては橋桁が2本以上になることもあります。
きちんとかぶせられた物は、ほとんど元の自分の歯のように使えます。

ブリッジのメリット、デメリットについてです。

○ メリット

1 見た目が良い

2 違和感が少ない

3 咀嚼能率がそこそこ高い。(天然歯の約60%) ○

○ デメリット

1 土台となる健康な歯を削ってしまうので、土台の歯の寿命が短くなる。

2 土台となる健康な歯がない場合には、ブリッジが出来ない。

3 保険のブリッジの場合には、変色しない材料が使えず、
  保険のブリッジの場合には前から3番目の歯までにしか白い材料が使えない。
  (前から4番目以降の歯は金属の歯になる)
  →これに関して保険外のブリッジの場合には、変色しない材料や奥歯に
   白い材料が使えるので見た目が良くなるが、治療費が高くなる。
4 ブリッジは清掃が入れ歯に比べて難しい

ブリッジが選択できない場合は、入れ歯かインプラントという選択肢となります。
歯の位置にもよりますが、保険で治療できるのは2本の欠損までです(つまり完成形は4本以上の歯となるわけですね)
ブリッジの寿命は大体8年と言われておりこれを過ぎても問題なく機能する場合はありますが、
年数の経過とともに歯茎が後退したり、物が詰まりやすくなって虫歯や歯周病になりやすくなります。
でも毎日3回使うものが8年持つということは凄いことです。財布や服、鞄だって8年使えばくたびれますもんね。
ブリッジで問題が起きないよう痛みなどの問題がなくても定期的にチェックしていく必要性があります。
これが重要です!!ブリッジについて何かご質問があれば遠慮なくお尋ねください。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

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