開咬 オープンバイトとは

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴天で蒸し暑くなっております。
由莉ちゃんはまだ微熱があるので保育園をお休みしております。

今回は前歯が噛みあわず、奥歯しかかまない開咬という状態について説明致します。
開咬(かいこう)・オープンバイトとは奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わない状態のことを言います。
常に前歯が開いている状態なので、前歯で食べ物をかみきれなかったり、しゃべるときに息が漏れたりすることがあります。
軽度のオープンバイトの場合は患者さん自身が気づいていないこともあります。
また年齢とともに次第にオープンバイトになる方もいらっしゃいます。
不正咬合の中でもかなり多くの問題を引き起こす噛み合わせです。

【開咬・オープンバイトの問題点】

奥歯しかあたっていないので、奥歯に過度の負担がかかりやすく、詰め物が取れやすかったり、
知覚過敏などの症状がみられることもあります。年齢とともに負担のかかる奥歯から抜けやすく、
いったん歯が抜けてしまうと、上下の奥歯に隙間がなくなっているので入れ歯を入れるのも困難な状態になってしましいます。
我々も歯科医もなんとかして治療をしてあげたいのですが、かみ合わせを変えない限り、
すべての歯が抜けるまで手の施しようがないのが現状です。
したがって、さまざまな不正咬合の中でオープンバイトが最も多くの問題が起こりやすいのです。
当院の患者さんでも開咬の患者さんは何人かいらっしゃいますが、やはり奥歯しかかまないので
奥歯に負荷が集中し、歯周病が悪化しやすい傾向があります。

【開咬の原因】

乳歯列期では哺乳瓶やおしゃぶりを長期にわたって継続して使用すると開咬の原因となりえます。
小児期でよく見られる原因として親指の指しゃぶり、舌の位置が前方突出位、ペンなど棒状の物を咬む癖です。
あまりよく咬まないで食べる習慣がある患者さんは徐々に開咬になってきます。

成人の患者さんは小児期に上記の習慣があった既往が明らかな場合もありますが、記憶がない場合がほとんどです。
咬筋が通常より痩せている傾向があるため顔立ちは顎がすっきりとしていて面長が多く、
前歯部自体が開いているとともに臼歯部が呈出していることで開咬状態になっています。

【開咬の治療】

そもそも開咬の原因となる上記のような悪い癖を排除することで予防できます。
小児期ではたとえ開咬になったとしても原因となっている習癖を中止し、正しい機能へと誘導することで
自然と前歯が閉じてくる傾向があります。
例えば、原因となっている指しゃぶりを卒業してもらう工夫をしたり、舌の正常な位置を指導したり、
ガムを噛んで咬筋をトレーニングしてもらいながら奥歯の呈出を制限し前歯が閉じてくるような
取り外し式の機能矯正装置を使ってもらって前歯の開きを治療していきます。

開咬ミニインプラント臼歯圧下.成人の開咬では舌の正常な位置の確立や咀嚼筋トレーニングで咬筋を鍛えるなどの指導は必要です。

さらに、前歯を閉じてくるような矯正用の輪ゴムをかけることで前歯を閉じて来ることができます。
最近では必要に応じて呈出している奥歯を矯正用ミニインプラントで圧下して矯正治療を行います。
この際、顎の位置の変化が起こります。矯正用ミニインプラントで奥歯を圧下して開咬を治療すると
顎は閉じるように回転してきますので面長だった顔立ちが改善されてきますが、同時に顎の先端のオトガイ部が
前方に出ますので下顎が小さい患者さんには良いですが、受け口で開咬の患者さんではよりオトガイが出てしまいますので注意が必要です。
また、開咬で前歯や口元が前突している場合には小臼歯の抜歯(通常4番と呼ばれる犬歯の1本後ろの歯)をして治療することもあります。
もし開咬などの症状で悩んでおり、矯正治療を検討されている方はご相談ください。

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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