歯の硬さと被せ物について

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は一日曇りでこの時期にしては寒い一日でした。
私は子供達と実家に出掛け、母や祖母と楽しいひとときを過ごしてきました(^-^)
知樹くんは小川の流れる近くの公園でハトに豆をあげて餌やりすることが楽しかったようです!!
由莉ちゃんは家の中で好きなように手押し車を押していました。

今回は歯の硬さについて書かせていただきます。
歯に詰めたり、被せる材料は様々ですが、その硬さによっては、噛み合う天然歯を摩耗させたり、破折させる原因となります。
歯と補綴物との硬さにも相性があるのです。
見た目の美しさから、セラミックが用いられることが多いのですが、天然歯のエナメル質の硬さを表す
ビッカース硬度は、270~366HVに比べ、セラミックは、400~485HVと硬すぎるというマイナス要素があります。
かぶせ物が壊れにくいという利点がある反面、噛み合う天然歯を摩耗させるか、破折させる原因になるかもしれません。
かぶせ物が装着された時には、周りの歯と同様に精密に噛み合わせを調整されているのですが、
経時的に材料の硬さの違いから、上下、左右、隣在歯に不調和が生じてくるのです。
ここまで読むとセラミックは良くないじゃないかと考えてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、
あくまで可能性です。セラミックは耐衝撃性という点では歯よりも低いので、私の今までの経験では歯よりも
セラミックが欠けることのほうが多いです!!では何が一番良いかというと、結論として金の被せ物になりますが、
口の中が金きらしていることはあまり患者さんは希望しないことが多いですね( ;∀;)
セラミックはつるつるしているので汚れもつきにくいので歯周病の観点からグッドですし、
ずっと色の変化も起きないので私は素晴らしいと思っています!

では再び硬さの話に戻りますが、硬さということばは、きわめて日常的に用いられています。
しかし、物体の変形しにくさ、傷つきにくさ、硬さを厳密に定義することは困難です。
河原の石を擦り合せて、石の硬さを比べたことがありますか?
鉱物の硬さを表すには、普通モース硬さスケールを使って数値で表します。
鉱物の平らな面に引っかき傷がつくかどうかで、傷のついた鉱物の硬さが小さいことを知る硬さ試験です。
工業的には、数種類の硬さ試験法から得られた数値を硬さと定義しています。

①硬い材料ほど物を押し込むのに大きな力を必要とすることを利用した押し込み硬さ試験(ブリネル硬さ試験、ビッカース硬さ試験、ロックウェル硬さ試験)
②硬い材料ほど反発が大きいことを利用した反発硬さ試験(シャア硬さ試験)
③硬い材料ほど引っかき傷ができにくいことを利用した引っかき硬さ試験(マルテンス引っかき硬さ試験)
などがあり、いずれの試験法においても得られた硬さ値が大きい材料ほど硬いことを意味します。

それらの硬さ試験のなかで歯科材料をビッカース硬さ試験(押込み硬さ試験で、ダイヤモンドでできた剛体(圧子)を被試験物に対して押込み、くぼみ(圧痕)を作り、圧子を取り去った後に残る圧痕の表面積の大小で硬いか柔らかいかを判断する)
の数値で表すにするとこのようになります。

主な歯の修復に使われる材料のビッカース硬度
<天然歯よりも硬い>
ジルコニア        1300Hv
セラミック        400~485Hv
18K合金        400Hv

天然歯(エナメル質)    270~366Hv

<天然歯より軟らかい>
12%パラジューム合金  227Hv
20K合金        220Hv
ハイブリットレジン    190Hv
硬質レジン歯       30Hv

硬さは材料を選択するうえで重要な指標になります。
入れ歯を作製する場合でも天然歯よりも硬い材料は、審美的にも優れ、強度に優れ、長期安定した修復物になりますが、
天然歯の破折、摩耗の原因となる恐れもあります。天然歯よりも軟らかい材料は、天然歯を痛めることはありませんが、
欠けたり、擦り減り、噛み合わせが低くなったり、ずれて噛んでしまうことがあります。
歯の修復の材料は、口腔内の状態を十分に把握し、患者さんに合わせた材料の選択が重要です。
診断を元に、歯科医とよく相談して決める必要があります。
上記に歯の硬さと被せ物についての話をまとめました(^-^)

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

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