骨粗鬆症とは?

こんにちは!
いしはた歯科院長の石幡一樹です。
今日の久喜もうだるような暑さです。36度まで上がるらしくまいります。
加えて最近夏風邪を引いてしまったので喉も痛いし、鼻水も出て診療がつらくて困ります。
暑い時に引く風邪って本当に厄介ですね((+_+))

今回は先日インプラントをする予定の患者さんが骨粗鬆症の薬を飲むべきかどうか
ということを質問されたのでそれについて書いてみます。

みなさん骨粗鬆症(こつそしょうしょう)という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
特に女性の高齢者の方は、知っていられる人も多いのではないでしょうか?

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、
『骨の強度低下により骨折のリスクが高くなる疾患』
と定義されています。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、社会的も大きな問題になっています。
2009年時点で 日本において 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の患者様は、1,100万人とされています。

骨折は、高齢者にとって大きな問題であり、
厚生労働省の『平成19年度 国民生活基礎調査』によると
要介護の原因として転倒•骨折によるものが全体の9%となっています。
これは、要介護の原因第5位です。
ちなみに 第一位は脳卒中(23.3%)、
第二位は認知症(14.0%)ですから
転倒•骨折の9%は、要介護の原因としていかに高いかが分かるかと思います。
高齢者において、大腿骨骨折 等を起こすと その後自立が困難となることが多いのです。

以下では、骨粗鬆症について解説していきます。
特に現在 骨粗鬆症の方は、是非読んでいただきたい内容です。
また、骨粗鬆症の方でビスフォスフォネート剤をご使用されている患者様は
歯科治療において注意が必要です。
また、以下の内容は、このページを作製した2010年時点でのテータになります。
最新の情報や 詳細は 歯科医院でご確認されて下さい。

2.骨粗鬆症についてもう少し詳しく

人の骨は、一生涯 成長していきます。
これは子供だけではなく、高齢者でも同様に骨の成長は行われます。
骨成長を簡単に説明すると古くなった骨が吸収されて、新しい骨が作られるのです。
人は、1年間に約6%の骨が新しい骨に入れ替わっているのです。
これを専門用語で『骨のリモデリング』と言います。
ただし、こうしたことは年齢によって違ってきます。
骨成長が盛んな 10代、20代では骨の再生量は盛ん行われ、
高齢になると骨の新生より骨吸収スピードが早いために 結果として骨成長にならないのです。
骨成長は20代を境に減少していきます。

特に女性は閉経を迎えると 骨の新生スピードは遅くなるため、
結果として年3%程度の骨量を失うと言われています。
もちろんこうした程度には個人差があります。

男性にとっても骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は問題ですが、女性の方が問題となることが多い病気です。
次回は骨粗鬆症の方が飲む確率の高いビスフォスフォネート剤について書きます。

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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