乳歯の虫歯の特徴

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は台風一過の晴天ですが、北風がかなり強いです。台風からますます強くなった爆弾低気圧のおかげですね!

さて昨日乳歯と永久歯の違いについて書きましたが、今日は乳歯と永久歯の虫歯の違いについて書きます。
乳歯の虫歯は永久歯の虫歯とは、様子が異なる点が多くあります。
乳歯の虫歯のポイントをしっかりとおさえておけば、歯みがきの仕上げの時などに子どもの口の中をチェックできます。

■乳歯のむし歯は白い!?

虫歯の色というと、どのような色をイメージするでしょうか。多くの人は「茶色」「黒」といった色を思い浮かべるかもしれませんが、そのようなイメージで乳歯の虫歯をとらえていると、虫歯を見逃してしまうことも。乳歯の虫歯は茶色や黒だけではなく、白い虫歯もあります。黒っぽい虫歯はゆっくりと進行する虫歯であるのに対し、白い虫歯は初期虫歯なので早く進行する虫歯。黒い虫歯だけが虫歯ではありません。
■エナメル質が薄い

歯の表面は体の中で最も硬いエナメル質で覆われています。乳歯のエナメル質は大人の半分しかない上、歯の質も未成熟で柔らかく、虫歯菌が作る酸に弱いのです。虫歯ができたとしても、エナメル質の中だけであれば再石灰化で治る可能性があります。ただしエナメル質の下にある柔らかな象牙質まで入ると、虫歯は一気に進行してしまいます。
■痛みが感じにくい

虫歯の経験がある大人であれば、歯に違和感あった場合「これは虫歯の痛みだ」とわかることが多いでしょう。しかし、子どもはまだ痛みの感覚が発達しておらず、気づきにくいのです。また、虫歯の痛みは、出たり引いたりすることがあるもの。「痛いと言っていたが、言わなくなったので思い過ごしかな」と思っているうちに、虫歯が進行することもあるのです。

また痛みが出た場合でも、歯そのものが痛むというよりも、虫歯が進行して歯に穴が開き、歯ぐきが腫(は)れて痛いということが多いようです。「痛い」と子どもが言い始めたときには、かなり虫歯が進行してる可能性があるので、こまめなチェックや歯医者さんでの検診が大切です。
■進行が早い

乳歯の虫歯は見つけにくいだけでなく、やわらかなエナメル質を突破してすぐに象牙質まで達してしまいます。また乳歯の神経は、生え変わりに備えて永久歯よりも大きくなっています。「薄いエナメル質と象牙質」、「大きな神経」といった二つの乳歯の特徴により、虫歯になると神経まで達してしまうスピードも速いのです。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

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