インプラント 食べやすさやメインテナンスについて

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は37度くらいまで上がり、昼間は外を歩くのは危険ですね!
今日から8月ですが今月も猛暑なんですかね( *´艸`)

さて今回の歯の話ですが、昨日のインプラントの噛む力に続いてその食べやすさやメインテナンスについて書きます。
■ 食事の違い
インプラント治療と入れ歯治療で食事の内容に制限が出てくるでしょうか。
また、味覚などにとトラブルが生じることはあるのでしょうか?
1. 入れ歯のほうが噛む力が弱い
前述した通り、入れ歯では噛む力が落ちることがわかっています。部分入れ歯は金属のバネを歯にかけることで外れないようになっていますが、総入れ歯は粘膜と吸着させることで維持しています。そこへガムのような粘着性のある食べ物が入ると入れ歯にくっついて入れ歯を外してしまうことがあります。入れ歯の人は粘着性のある食べ物には注意が必要。また、硬い食べ物も自分の歯のように噛むことが難しいこともあります。
2. 味覚は歳をとれば変化してくる
料理の味は口の粘膜にある味蕾(みらい)という細胞で受け取ります。味蕾は主に舌に分布していますが上顎の粘膜にも少し分布しています。総入れ歯を装着していると上顎の粘膜を覆うので味蕾へ味成分は付着することを妨げます。総入れ歯にするとインプラントに比べ味を100%感じることができなくなりますね。ただし、加齢とともに味蕾は少なくなっていきます。おじいちゃんやおばあちゃんが濃い味付けを好むのは味蕾が少なくなっていることも原因の一つといわれています。

■ 治療後のメンテナンスの方法の違い

インプラントも入れ歯も一度装着したらそれで治療終了ではありません。人間の身体は非常に万能で適応能力を備えています。しかし、定期的にメンテナンスをして身体の変化に合わせることが大切。面倒ですが、こうして手間をかけることで長持ちしやすくなるのです。
1. 噛み合わせ
特に入れ歯に使われている人工の歯は削られやすく、不適切な噛み合わせをしているとすぐに歯が削れてなくなってしまいます。そうならないために入れ歯ができても1週間単位で通院してもらうことがあります。毎回、噛み合わせを確認して適切な位置で噛めるようにします。
2. 適合を確認する
入れ歯は粘膜との適合を確認し、インプラントは骨との結合を確認する必要があります。ただし、これは半年に1回や1年に1回程度の頻度なのでこまめに通院する必要はありません。
3. 汚れチェック
保険診療で製作される入れ歯は非常に汚れやすく、寝たきりの方がつけていると細菌感染の温床にもなります。入れ歯の掃除がよくできているかを定期的に確認することは大切です。
インプラントでは主に汚れのチェックをしています。自宅でセルフケアをしっかりとできなければインプラント周囲炎という炎症が起きてインプラントを抜かなければいけなくなります。自分で自分のインプラント汚れを取れない場合は定期的に歯科でクリーニング(メインテナンス)をしてもらいましょう。インプラントをすることで歯を失ってからのクオリティオブライフの質を健全な状態に近づけることが出来ます。言い方を変えれば入れ歯でいるよりもより質の高い人生を送ることが出来ると言えるでしょう!!

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年8月1日

©2014医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック