噛み癖の気づき(^-^)

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴天でしたがまだ寒さがありました。

今回は父のいつも言っていた噛み癖に初めて気づいたケースを書かせていただきます。
東京医科歯科大学の大学院時代にとある患者さんを診療していた時のことです。
その患者さんは右下の奥歯のみ3本歯を失っていた方で他はBrなどが入っていたと記憶していますが
見かけ上歯がそろっていたと思います。父から聞いていた噛み癖を調べる方法。
舌の真ん中にロールワッテを置いて奥歯の好きな場所で噛んでくださいという方法で
その患者さんの噛み癖を調べてみました。常識的に考えて、歯の揃っている左側の奥歯で噛むと
誰が考えても思うはずです。私も話には聞いていましたが、父の噛み癖が当時はまだわからず
ちょっと半信半疑でした。ところがです。患者さんは右下の歯のない歯茎の上にロールワッテを乗せて
上の歯との間で噛んだのです!!!これには本当にびっくりしました。そして父のいう噛み癖は本当に
あるのだなと初めて自分の患者さんに対して認識できたのです。今では噛み癖を考えずに治療を進めることは
皆無ですが当時はまだ治療の経験も浅く、非常に驚き新鮮だったことをよく覚えています(^-^)
少し話は変わりますが、みなさんは物を食べる時ってどこで噛んでいるか考えたことはありますか?
意識してここで噛んでいるとか感がる人はまずいないはずです。そんなことを考えていたら
ご飯がおいしくないでしょうし、TVを見たりは出来ないでしょうし、まして人と会話しながら食事を
楽しむことは不可能なはずです!!ということで普段みなさんはどこで噛んでいるかわからずに
なんとなく食事をしているでしょう。ちなみにみなさん歩く時にこっちの足から
歩こうとか考えずに無意識のうちに歩けるかと思いますが、食事を噛む行為はこれと同じレベルの
反射であると考えられます。つまり物を噛む部位は勝手に決まっていて無意識に噛んでいるわけです。
手に右利き、左利きがあるように口の中にも噛みやすい部位が生来備わっています。
なので無意識に常にそこの部位で噛むわけです。噛む部位が固定化してくるとそれが噛み癖になります。
つまり上に書いた患者さんは右奥が噛み癖側であることが賢明な方ならわかると思います。
これがますます悪化して、噛み癖側の下顎頭の動きが悪くなると顎関節症が発症するわけです!
噛み癖を改善することで顎関節症や歯の寿命が長くなるということは間違いないです。
ご興味のある方は是非一度ご連絡下さい!

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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