虫歯のメカニズムから見た虫歯予防

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜はムシムシしていますが雨は降っておりません。

今回は虫歯が生じるメカニズムについて前回書きましたが、それに引き続いてでは
虫歯予防するためにはどうするのが良いのかについて書いてみたいと思います。

1. 虫歯菌を減らすためと  
2. 虫歯菌の餌を減らすために 
前述のように、口腔内(お口の中)は細菌にとって、とても過ごし易い所です。
ですから、目に見えないのを良いことに、数え切れないくらい沢山の種類と数の細菌が勝手に住み付いています。
( 多種類の細菌がお互いにバランスをとりながら住み分けています。)
これらの細菌の中には、善玉菌と悪玉菌がいますが、悪玉菌が多数を占めると虫歯や歯周病(歯槽膿漏)など
我々にとって迷惑なことが次々に生じてきます。
虫歯菌の代表は、ご存知の方も多いと思いますが、ストレプト コッカス ミュータンスと呼ばれる細菌です。
これら虫歯菌は、お口の中の食べ残し(正しくは、呑み込み残しや磨き残し)から
糖分やでんぷんを分解して自分たちに必要なエネルギーを作り、換わりに酸を吐き出します。
この酸が、歯の表面に付着すると脱灰(だっかい)と言って歯が溶け始めます。
そしてこの脱灰は、細菌がいる限り、歯がある限り続きます。確かに、一個の細菌が歯を溶かす量は非常に僅かです。
しかし実際は何千万何億個というボリュームで歯に危害を加えるのですから決して侮ってはいけません。
従って、細菌の数を可能な限り減らすことが大切です、そのためにはお口の清掃が最も有効です。
まず、 正しく磨けているかどうか専門家に指導を受けて下さい。(練習しないとなかなか身に付きません)
そして、上手に磨けるようになったら、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)も使うようにしましょう。
(うがい薬の併用もグッド!)
3.お口の中が酸性に傾く時間を短くするために
食事が終わるとお口の中は酸性に傾きだし、(食後)3分~20分の間にその値は最高になります。
( このことから、食後3分以内の歯磨きが、とても重要と言えます。)
その後は、唾液(つば)の働き(緩衝能と言います)で徐々にもとの中性に戻ってきますが、戻るまでに約40分の時間が必要です。
この間、歯は酸にさらされ表面では脱灰(歯が溶けること)が起こってしまいます。( Ph5.4以下で歯は脱灰を起こします。)
そのため、食べ物を口にする機会が多いと、お口の中は中性に戻る暇が無くなり、
歯は常に酸にさらされることになるので徐々に弱って行きます。
ですから、食事やおやつの回数をしっかり決め、それ以外の時は食べ物を口にしないようにしましょう。
(食後3~20分の間はPhが5.4以下になり、歯質が解ける可能性が有る。=食後3以内に歯磨き)
* Ph:酸性の度合いを示す数値、値が低いほど酸性の度合いがきつい。
4.歯を強くするために
歯はハイドロキシ アパタイトと言う結晶で出来ています。
しかし遺伝的な要素や、歯が造られる時の身体の状態により結晶の完成度に違いが生じてしまいます。
そして、完成度の高い結晶からなる歯ほど、丈夫で強い歯と言えます。
しかし、いくら強くても酸に溶けるという性質に変わりは有りません。そのため、お手入れを怠るとやはり虫歯に成ってしまいます。
では、歯を強くするにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、胎児としてお腹にいる間はお母さんが、そして生まれてからはお子様自身が、好き嫌いを無くしましょう。
そしてバランスの取れた食事をするように心がけなくてはなりません。
特に、カルシウムとビタミンを充分に取る事が重要です。
一方、歯が出来た後も食事に気を付けることは大切なのです。
最近はフッ素が歯を強くし、酸から歯を守ることが知られていますので、これらの効果を利用するのも良いことだと思います。
ただし、フッ素の化合物の中には猛毒の物がありますから、フッ素が含まれていれば何でも良いと言うわけでは有りません。
是非虫歯予防専用の物をご使用下さい。

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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