歯が変色する様々な原因

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は家族で富士急ハイランドのトーマスランドに遊びに来ています。
今夜は河口湖の温泉に泊まって明日は富士山牧場と富士スバルランドにお出かけする予定です。
旅行については明日のブログで触れます(^O^)
今回は歯が変色する原因について7つ書いてみます。

歯が茶色く変色する7つの原因

1-1 ステインによる変色

ステインとは、歯の着色汚れのことです。象牙質は歯の表面の「エナメル質」に覆われていて、このエナメル質に、食べ物や嗜好品などの色素が付着・蓄積することが、ステインによる変色の理由です。

付着したばかりの色素は、歯みがきやうがいで取り除けますが、色素が付きやすいものを日常的にとっていると蓄積してしまい、簡単なケアでは落ちにくくなります。

ステインの元となる食べ物

コーヒー、紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレーなど、色素の強い食べ物はステインの元です。例えば、コーヒーだと「タンニン」と「カテキン」、チョコレートだと「ポリフェノール」によって歯が着色されます。これらの食べ物をとったあとは蓄積を少しでも防ぐために、簡単な口内ケアを心がけましょう。

1-2 加齢による変色

歳を重ねると肌の老化と同じように、象牙質が厚くなったり、エナメル質が黄ばんだりして、歯は茶色に変色します。これは加齢による変化であり、どうしても防ぐことはできません。

ただ、変色の度合いには個人差があります。治療は、漂白などで本来の色に近づける、もしくはより白くするといった方法を用いるのが一般的です。

1-3 脱灰による変色

脱灰(だっかい)とは、歯が溶けることです。食べ物などに含まれる糖が、歯のエナメル質に作用して生じます。逆に溶けた歯を修復することを「再石灰化(さいせっかいか)」といいますが、実は脱灰と再石灰化は日常的に繰り返されているのです。

このバランスが上手にとれていると健康的な口内を維持できますが、甘いものを食べ過ぎたりしてそのバランスが崩れたとき、脱灰のみが起こり続けて歯が変色してしまいます。

また症状が悪化すると「虫歯」になることから、虫歯の初期症状ともいわれます。脱灰は、丁寧なブラッシング、また再石灰化を促す治療などで抑制可能です。

1-4 虫歯による変色

脱灰が進行し、穴が開くなどの虫歯になると、菌の繁殖によって歯が茶色に変色します。さらに悪化すると黒色に変化するケースもあるために、気づいた段階で早期の解決を目指してください。

治療法として、菌が繁殖している箇所を削ったり、詰め物をしたり、人口歯を取り付けたりします。

1-5 歯の神経の死滅による変色

虫歯治療や外的要因による損傷で歯の神経が死滅した場合、神経が通っていない歯には十分な栄養が届かなくなるので、少しずつ茶色へ変色していきます。

ブラッシングなどの簡単なケアでは元の色に戻すことは難しいために、治療では漂白などの方法を用いるケースが多いです。

1-6 抗生物質による変色

抗生物質による変色は、「テトラサイクリン」を原因とするケースがほとんどです。呼吸器疾患、皮膚疾患、ニキビの治療薬などに含まれている物質であり、歯が生える時期(0~12歳)に摂取すると、歯が茶色、紫色、黒色などに変色する可能性があるといいます。

妊娠中に母親が服用していたことで、子供の歯が変色することもあるようです。テトラサイクリンが象牙質の形成に影響しているため、漂白治療をしてもさほど効果が現れないとされますが、症状が軽度であれば一定の効果は見込めます。

1-7 詰め物の劣化による変色

詰め物を長期間使用していると、経年劣化や色素沈着により変色します。表面を磨けば元の色に近づけることもできますが、内部まで変色しているケースが多く見られます。

治療法として詰め物自体を取り替えるのが一般的です。ただ、詰め物の性能は年々進化しており、新しいものほど劣化が起こりにくくなっているといわれています。

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