唾液の役割について

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は私は仕事休みですが、医院は診療中です(^O^)
先日ドアに誤ってぶつかり、脇腹の筋肉が痛いです(ー_ー)!!

最近、食べ物が飲み込みにくくなった、よく口内炎ができる、口臭を指摘されるなど口のトラブルで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。原因は唾液が少なくなっているのかもしれません。
唾液は口の中で多くの働きをしています。唾液が減ると虫歯が急に増えることがあるのです。
今回は唾液の8つの働きとについてお伝えします。
ぜひ参考にしてください。

1.唾液の8つの働き

1-1.熱いものを食べた時、火傷しにくいように守る働き

粘膜は薄く傷つきやすい組織です。唾液が粘膜を保護することによって熱いものや冷たいものなどの温度がある刺激や炭酸や酸性などの化学的刺激、魚の骨や硬いおせんべいなどの機械的な刺激から守ります。
唾液がなければ食事をするたびに口の中を傷つけてしまいます。

1-2.話したり、飲み込んだりする時に、舌や口の動きをよくする働き

口の中には柔らかい粘膜と固い歯があります。
唾液によって舌や頬などの滑りが良くなり滑らかな発音をすることができます。
また、食べ物をスムーズに飲み込むことができるのも、唾液が潤滑剤の働きをしているからです。

1-3.虫歯菌に溶かされた歯を元に戻す働き

唾液の中にはリン酸やカルシウムなど歯には欠かせない多くのミネラル成分が含まれています。
歯は食事のたびに溶かされミネラル成分が流れ出ます。
唾液によってミネラル成分が歯に戻される再石灰化が起こります。
また、多くのミネラル成分が含まれる唾液は歯垢を歯石にします。

1-4.虫歯菌が出す酸を中和する働き

口の中は食後、虫歯菌が出した酸によって酸性となります。口の中が酸性のままだと歯が溶けつづけてしまいます。唾液の働きによって口の中を酸性から中性に戻し、歯が溶けることを食い止めます。唾液が中性に戻す働きが強いほど虫歯になりにくくなります。

1-5.風邪などの細菌が体に入らないように守る働き

口は外から多くの細菌が入ってきます。唾液の中の抗菌物質であるリゾチームやラクトフェリンによって細菌が体の中に入り込まないように殺菌しています。また、口の中の細菌がバランス良く保てるように管理もしています。

1-6.食べ物を消化する働き

唾液に含まれる酵素によって食べ物を消化する働きがあります。食事の時よく噛み、食べ物に唾液を多く絡ませることによって、食べ物の栄養素をよく吸収でき、胃腸の負担を軽くすることができます。

1-7.味を感じさせる働き

舌には味蕾(みらい)という味を感じる細胞があります。唾液で食べ物が分解され、舌の味蕾細胞に多くの味の成分が浸透します。よく噛んで唾液を絡ませると、食べ物の本来の味を感じ取ることができます。

1-8.水を欲しがる働き

体の水分が少なくなると唾液が減り、口が渇いたり喉が渇いたりして体に水分補給が必要なことを教えてくれます。体の水分を正常に保つ重要な働きです。
以上上記に唾液の役割についてまとめました。次回は唾液が減少すると口の中で起こることについて
ご説明致します。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

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