歯の接触で筋肉が疲れる!?

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は春らしい天気で気持ち良いです(^O^)

今回はよく頬や顎の筋肉が重かったり、疲れた感じがするとおっしゃる人に
多いくいしばりについて書きます。
人は24時間の内、唇を閉じていても歯と歯が当たっている時間は
20分と言われております。
ところが上記のような症状を訴える方はデスクワークの時、家事をしている時、テレビを見ている時、電車の中
お風呂の中、PCをしている時などところ構わず常に歯と歯を当てています。
しかし大抵の方は唇は閉じていても歯と歯は当たっておらず、
2~3mmの安静空隙と呼ばれる空間があるのです。
このようにくいしばり、かみしめの癖がある方はほぼ確実に頬の内側の粘膜に白いすじが入っております。
これがあれば仮に本人が否定しても、くいしばっている何よりの証拠となるわけです。
ではどのような治療をするかと言うと認知行動療法を行います。
具体的には例えばPCをする方にはPCの右上に歯と歯を合わせないと書いたシールか丸いシールを
張っていただき、そこに目がいった時に歯と歯が接触していないかどうかを自己確認、自己認識していただきます。
くだらないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これを繰り返すことで自然と
歯と歯をあわせない癖をつけていただく以外ないのです。先日は仕事中ずっとガムを噛んでいる患者さんがいらっしゃいました。
何かを口に入れる方が仕事がはかどるのかもしれませんが、ずっとガムを咀嚼すると咬筋は疲労しますし
それをやり続ければ当然筋肉がついてえらの張った顔になってしまうわけです。この患者さんには
仕事中ガムを食べることをやめるように指導しました。そうしたら3週間で筋肉疲労の症状はなくなったと
喜んでいました(^O^)なんでもやり過ぎは良くないのですね。
場合によっては歯の接触やかみしめ(くいしばり)により虫歯や歯周病が一切ないのに
噛むと歯が痛かったり、歯がしみるなどの症状が出る方がいらっしゃいます。
この時注意点としては決して噛みあわせの調整などは行わないことです。まして神経をとるということは
絶対にしてはいけません。風をかけてしみるようであれば歯の神経をとる最もな理由になりますが
風をかけてしみないのになんとなくしみるケースで虫歯がない場合に神経をとることはやめましょう!!
上記の文章で思い当たる点がある方は是非ご相談下さい!

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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