延長ブリッジは良くないです!

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日も医院は休診で改装工事を行っております。
今日はおそらく配管をやり直して、床をいじっている日ですね。

ところで一番奥の歯がなくなった時の治療法に延長ブリッジというものがあります。
今回はこの延長ブリッジについておすすめしない理由も含めて説明致します。

延長ブリッジについて

基本的にブリッジというのは歯がなくなってしまった欠損部の両隣の歯を支えにして歯を入れる治療です。
ただ、欠損部が一番奥で手前にしか歯が無いような場合に歯を延長して入れるブリッジの事です。
歯が無いと噛みずらい、でも入れ歯やインプラント以外で治療したいという場合は延長ブリッジが選択肢として浮上します。
片持ち梁のような形状ですので、支えになる歯への負担を考えると第一選択にはなりませんが、
やむを得ないような場合は延長ブリッジでの治療をする事もあります。一番奥の歯(第二大臼歯)がない時のみ保険でも適応されます。
それ以外の場合では保険外診療となります!!

前述の様に延長ブリッジは手前の歯への負担が過度になる事があります。
ブリッジの土台とする歯の状態があまり良くない場合は手前の歯が傷んでしまう事になります。
ですから奥歯1本が欠損してしまい、歯を入れる場合はインプラントが最適です。
(骨の状態が問題無ければ)インプラントが出来ない様な場合は入れ歯か延長ブリッジを選択します。
負担が大きくなると歯がおれたり、歯が吸収されたりしてしまいます。
今までの経験ではあまり噛む力の強くない女性ではありかと思いますが、男性には不向きかもしれません。
土台となる歯の本数が3本、4本と多ければ当然壊れにくくなります。
また私は延長ブリッジを製作する時に必ず、そこの歯の上では噛まないでくださいと指導します。
患者さんがこれを意識して、そこを使わないでくれれば長持ちするのです。
延長ブリッジを入れる意味は噛むためではなく、反対側にある歯が伸びたり下がってきたりするのを防ぐためなのです。
延長部で噛むとやはり壊れてくるケースに今まで何度か遭遇しました。ですから最近はこれはほとんど薦めません。
是非参考にして今はインプラントがあるので延長ブリッジを選択しないでほしいものです。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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