根尖性歯周炎の原因

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇りで夜から雨が降るようです。
診療後に代診の先生と大宮のオクトーバーフェスタに行くつもりです(^-^)

さて今回の歯の話ですが、昨日の根尖性歯周炎の説明に続いてその原因について書きます!

根尖性歯周炎の原因
1−1.虫歯が大きくなり神経が死んでしまう
虫歯を放置すると虫歯菌が歯の神経まで到達し、シミや痛みが出ます。
そのままにしておくと神経は死に痛みは無くなります。
しかし、細菌は歯の中で増え、歯の根の先から毒素を出し、根尖性歯周炎になります。

1−2.深い虫歯の治療後
虫歯治療ではできるだけ歯の神経を残すように治療をします。
しかし、歯の神経が再生する力を失い、自然に死んでしまうことがあります。
神経が死んでしまうと根尖性歯周炎になります。

1−3.外傷により神経の切断
前歯などをぶつけると、歯の根尖部分に強い衝撃が加わり、神経が切断され歯の神経が死んでしまうことがあります。
歯の神経が死んでしまうと、歯が変色し、根尖性歯周炎になります。

1−4.複雑な根管治療
歯の神経に炎症が起きると神経を抜いて、歯の根の中を消毒する根管治療が必要になります。
歯の根の中は複雑で根管治療の成功率は80%程度と言われています。
複雑な根管になればなるほど成功率は下がり、歯の根の中に細菌が残され根尖性歯周炎になります。

1−5.根管治療後
根管治療を行うと顎の骨の中に溜まっていた膿が外に出ようとして腫れや痛みが出ることがあります。
根尖性歯周炎によって溜まっていた顎の中の膿は、細菌の方の力が勝っていたために、顎の骨を溶かし続けていました。
根管治療を行うことによって、歯の中の細菌数が減り、体の抵抗力が細菌より強くなり、細菌を退治しようと働くため、腫れや痛みが出ることがあります。

1−6.歯の破折
歯が割れてしまうと亀裂から歯の神経に細菌が入り、神経が死んで根尖性歯周炎になります。
歯の亀裂が大きくなければ根管治療と歯の接着をして歯を残せる可能性があります。
上記に根尖性歯周炎の原因についてまとめました。是非参考にしてみて下さいね(^-^)
次回は根尖性歯周炎の治療法についてまとめてみます。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
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また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

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