歯みがきの力は100g!!

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は午前中は晴れていましたが、午後から曇って南風が吹いてきました。
夜からは雨になるようです。

今回は歯ブラシの話です。
歯のブラッシングは筋肉トレーニングと同様、正しく行わないと歯や歯茎を傷つけるだけになってしまい、
清潔な口腔を保つことはできません。歯みがきにおいて重要なことは、いうまでもなくブラッシングです。
歯みがき粉や水のみを使う「水はみがき」だけでは、歯垢(プラーク)を除去することはできません。
それどころか、歯みがき剤をたくさんつけると唾液が出るため、歯みがきタイムが短くなって十分に磨けなくなったり、
歯みがき粉に含まれる研磨剤で知らないうちに歯の表面が削られる場合があるため、注意が必要です。
従って、歯みがき剤はあくまでブラッシングを補助するものと認識し、歯磨き後の爽快感を増したり、
多少の薬効成分による効果を期待するという程度の姿勢を持つことが大切です。
そのうえで、ご自身に合った歯みがき粉を選びましょう。
ところで、今や成人病ともよばれる歯周病ですが、「歯周病がはじまる場所」がどこかをご存知ですか?
それは歯と歯の間、歯と歯茎の境目、そして歯ブラシのヘッドが届きにくい奥歯、つまりプラークが残りやすい部分です。
そこで、歯を磨く順序についてですが、意識しないとどうしても忘れがちになる歯が出てくるものです。
従って、きちんと磨く順番を決めて、1本残らずきれいに磨き上げるようにしましょう。
まず、上の歯の内側を右から左に磨きはじめて、下の歯の内側を左から右に向かい、奥歯へ行きます。
次に、右サイドの歯の外側を磨いて左サイドの外側へと移り、上の前歯と下の前歯を磨きます。
そして、上下の奥歯の噛む面を磨いたら、最後に前歯の裏面を歯ブラシの先端で磨いて仕上げます。
また、歯みがき後は水でよくうがいをして何度も口をすすぎ、汚れが残らないように注意しましょう。

最後に一番大切なことです。
もし一日に一度しか磨けないようであれば夜寝る直前に5分程度かけてしっかりと磨くべきです。
虫歯も歯周病も夜間就寝中に進行するからです!!この時ブラッシング圧は100g程度にした方が良い
です。歯を磨く時、力を入れて強く磨いてる人では、
その歯に600~1000gの圧力がかかっています。
ブラシ圧が強いときれいに磨けないばかりか、虫歯・歯槽膿漏を発生・進行させたり、
歯肉擦過症や歯頚部磨耗症などの一因となっています。
歯肉退縮を誘発せずに歯肉の新陳代謝を促進するためには、250g以下の力で
ブラッシングすることが望ましいと言えます。
日常のブラッシング圧が強い方ほど歯茎の後退は早くなります。
当院にかかっている患者さんに対しては100g程度のブラッシング圧を推奨します。
その為今後ははかりを買って患者さんに普段のブラッシング圧を再現していただき、
圧が強い場合には圧を弱めていただくように指導していくことを検討しております。

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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