歯を抜いたら速やかに治療する!!

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今朝の久喜は小雨です。
明日も雨降りなようです。洗濯物が干せなくて困りそうですね((+_+))

今回は何らかの原因で歯を失った時にそのまま放置するとどうなるのかについてご説明致します。
何かの原因で歯がなくなった状態を歯科では欠損といいます。
歯が1,2本無くなっても危機感を持たれない方が、案外多いようです。
それをそのまま放置していると、慣れてしまって、まったく不便を覚えなくなります。
しかし不便がないからとそのまま放置しておくと、噛み合わせの全体的な問題が生じます。
例えば下の歯が抜けて放置していると、 向かいあった上の歯が下へのびてきます。
次に抜けた下の歯の隣の歯が隙間に倒れこんできて、歯と歯の間に新たな隙間をつくり、
食べ物が詰まりやすくなります。
これに伴い上手に歯ブラシが行えなくなり、口臭、歯周病、虫歯の原因となります。
咬み合わせが壊れることで噛む力が弱まり、顎や顔がゆがみ、顎関節症の原因ともなりえます。
これをさらに放置すると欠損部の空間は一層狭くなり、
後にブリッジ、入れ歯、インプラントを入れようと思っても入らなくなります。
その場合、歯を削りたくない方は動いてしまったそれぞれ歯を
自費診療で元の位置に戻す矯正治療を必要とします。
また保険の範囲での治療を希望される場合、斜めになった歯を
まっすぐにする過程で、歯を削ることになり、歯の神経をとらなければいけなくなります。
これらの前処置を行ってから「インプラント」、「入れ歯」、「ブリッジ」などの
治療をしなければならず、欠損を放置すれば放置するほど治療期間は長くなり、治療費も高額になってしまいます((+_+))
要は仮に一本の歯の欠損からでも放置することで下り坂を転がるかのように状況は悪化するということです!
悪くなってからでは立て直すのは非常に困難で、時間も費用も非常にかかります!
先日も欠損を放置している患者さんがいらしたのですが、上の奥歯が下の欠損部歯茎にもう少しで当たりそうなぐらいに
伸びてしまっており、下の欠損部に歯を入れるためには上の奥歯の神経を取らないと歯が絶対に入らない
状況になってしまっていました。下の歯を抜いてすぐに治療をしておけば簡単に済むのに、
放置したので大変な治療になってしまう典型的なパターンです。この方の場合は奥歯がないので
下の前歯が上の前歯を突き上げることで負担がかかり、上の前歯の差し歯が壊れたという2次的な被害まで出ていました。

このようにならない為にも歯が抜けたら一本でもそのままにせず速やかに
「インプラント」、「入れ歯」、「ブリッジ」などで失った所を補う必要があります!
これらのメリット、デメリットはまたご説明致します。
欠損を放置している方がいらっしゃいましたら全ての治療法をご説明し、
患者さんに納得していただいた上で治療方針を決定します。

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

©2014医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック