保険で出来る白い被せ物について

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴天で風も強くないので過ごし易いです(^O^)

今回は真ん中から数えて4、5番目の歯に保険で被せることの出来る白い被せ物
レジンジャケット冠についてご説明します。

「硬質レジンジャケットクラウン」とは、
虫歯の治療の際に使用される被せ物の中でも、
保険が適用されるので数千円で治療をすることが出来人気がある素材です。
硬質レジンジャケットクラウン自体には金属は使用されていないので、
金属アレルギーの心配はなく、
また金属が溶け出して歯や歯茎が変色してしまうこともありません。
保険適用で且つ白い素材なので、金属のクラウンよりも審美的な観点から人気があります。
とはいえセラミック程は色調が豊かではないので、
「金属のクラウンよりも天然の歯に近い」程度のイメージです。
天然の歯と同様の色調、強度 長持ちを求めるのであれば、
やはりセラミックなどの保険適用外のクラウンをお勧めします。
強度という面では銀歯に当然劣ります。また虫歯の再発も起きやすいので
せっかく治療をするのであれば長持ちさせたいと思うのであれば不適当です。
被せ物が外れて中で虫歯が非常に進行しており、抜歯に至ることもあります((+_+))
なので当院としてはどうしてもとおっしゃる患者さん以外にはお奨めしていません。

硬質レジンジャケット冠のメリット

色が歯に似ているので見た目が良い。金属を一切使用しないので、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、
金属アレルギーなどの心配がない。保険適応なので安価。

硬質レジンジャケット冠のデメリット

虫歯の再発が起きやすい!!
割れることもままある!
時間が経つと変色する。(見た目が悪くなってくる)
強度が強くないので強い力のかかる部位には不可能。
すり減りやすい。 汚れ(プラーク)が付きやすい。
保険の適応範囲は前歯・犬歯のみで、奥歯には適応されない。
ただし、歯科医師が噛み合わせの力に
耐えうると判断した場合に限り小臼歯まで適応可能。

硬質レジンジャケットクラウンは、時間が経ってしまうと変色します。
また強度が強くないので保険適用では大臼歯部に使用することは出来ません。
硬質レジンジャケット冠の持ち平均使用年数 ・・・ 5.9年(何らかのトラブルが起こるまでの平均年数)
上記のようにそんなに長持ちする被せ物ではありません。また割れることもあるのでご注意下さい((+_+))

歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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