口腔カンジダ症について

こんばんは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は汗ばむ陽気でした。最近雨が本当に降らないですね。今日は私にとっては久々の仕事でした(^-^)
今回はカンジダ症という病気について説明致します。カンジダ症は免疫力の低下した方に発生することが多く、
私も訪問歯科をやっていた時に老人ホームで何度かこのような方を見たことがあります。舌が真っ白くなるのが驚きでした。

口腔カンジダ症とは
カンジダ症はCandida属菌種により引き起こされる日和見感染症であり、皮膚・粘膜を侵す表在性カンジダ症と、
消化管、気管・気管支・肺、腎・尿路系、その他の深部臓器を侵す深在性カンジダ症(内臓カンジダ症)に大別されます。
近年、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の付随疾患としても注目されています。
口腔カンジダ症はその病型により偽膜付着を伴う紅斑性またはびらん性粘膜や白色肥厚性粘膜など多彩な肉眼像を呈し、時に潰瘍形成を伴います。
 真菌に属するCandida albicans による口腔粘膜感染症で、口腔真菌症のなかでは最も多い疾患です。
 モリニア症ともいわれています。
原因
1:原因・誘因
 カンジダ アルビカンス(Candida albicans)は病原性が乏しい口腔内常在菌で、健康人にカンジダ症が発症することはきわめてまれです。
 一般に発生の誘因として悪性腫瘍、血液疾患、免疫不全症、結核および糖尿病などの基礎疾患の存在があげられています。
 このような基礎疾患を持たない場合の罹患者は乳幼児、老人、妊婦などの体力や抵抗力の弱い人がほとんどです。
 また抗生物質療法によって口腔内常在菌のバランスが崩れ、しばしば菌交代現象として発生します。

2:カンジダ属の微生物学的位置づけ
 Candida属菌種は不完全菌種、クリプトコッカス科に属する真菌です。
 健康人の口腔、腸管、膣などの常在菌であり、7~8種類の常在菌種が分類されています。
 口腔カンジダ症の病原菌としてはCandida albicansが最も頻度が高く、その他にC.glabrata、C.kruseiなどが報告されています。 
      

口腔カンジダ症の臨床的分類
口腔カンジダ症は経過および症状の相違により4型に分けられます。 
           急性偽膜性カンジダ症
           急性萎縮性カンジダ症
           慢性肥厚性カンジダ症
           慢性萎縮性(紅斑性)カンジダ症

1.急性偽膜性カンジダ症
 はじめは頬、口蓋、口唇あるいは舌の粘膜に白い苔状物が散在性もしくは孤立性に現れます。
 その後拡大傾向を示し、放置されると口腔粘膜が広範囲にわたり白苔で覆われるようになります。
 白苔は易剥離性で剥離後の粘膜びらん面は発赤し出血をきたしやすいです。
 この時期に強い摂食時痛がありますが、次第にこの白苔は剥離しにくくなります。

2.急性萎縮性カンジダ症
 急性萎縮性(紅斑性)は抗生物質の長期使用による菌交代現象の結果として生じるものです。
 ほかにも急性偽膜性カンジダ症の被苔が除 去されると本病型となる。
 自発痛の強いびらんが特徴である。
    
3.慢性肥厚性カンジダ症
 急性偽膜性カンジダ症から移行したものが多いようです。
 白い偽膜は厚くなり粘膜上皮に固着して粘膜上皮層の肥厚と角化亢進を示します。

4.慢性萎縮性(紅斑性)カンジダ症
 慢性萎縮性(紅斑性)カンジダ症は、義菌性口内炎とも呼ばれ、通常は口蓋粘膜の総義歯接触面に生じる。 
  多くは無症状であるが、時に患部の浮腫や疼痛を訴える。
上記に口腔カンジダ症についてまとめました。次回はその症状についてまとめます。

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