心臓・血管疾患のリスクを高める歯周病

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜はお昼前より雨です。これからさらに強まるようですね!
お昼休みにレフコで久々に3キロランニングをしました(^O^)

今回は歯周病と心疾患、血液疾患との関わりについて書いてみます。
歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて、狭心症や心筋梗塞にかかる危険性が約2倍も
高いと言われています。これには動脈硬化という血管の病気が深く関わっています。
動脈硬化とは血管の内壁にコレステロールなどが付着し、血管が硬く狭くなった状態を言います。
動脈硬化が進行すると血栓が出来やすく、血管が詰まったり、血管が破れて出血するなど
の危険性が高まります。狭心症や心筋梗塞は、心臓に酸素と栄養を供給している冠状動脈の動脈硬化に
よって引き起こされます。冠状動脈の血流が不足して、心臓が酸素・栄養不足に陥ると狭心症になり
さらに酸素と栄養の供給が完全にストップすると心筋梗塞に陥り、心臓は壊死してしまいます。
以前はコレステロールなどの脂質が血液中に多くなりすぎる高脂血症が、動脈硬化の大きな原因とされてきました。
しかし、最近の研究では、細菌やウイルスの感染が動脈硬化の発生に深く関わっているという見方が
出てきました。細菌やウィルスの感染によって、血管の内壁に炎症が起こり、これが動脈硬化の
発症、悪化の引き金になっているというのです。動脈硬化を起こした血管壁から、歯周病菌が
発見されたという報告は多々あります。歯周病菌が歯肉の血管を介して全身の血管へと広がり
動脈の血管壁に感染して炎症を引き起こします。結果、狭心症や心筋梗塞、さらには脳卒中
などの危険性を高めるのです。心筋梗塞や脳卒中は命を落とすこともある重大な
病気です。たかが歯周病、歯の病気ではないかなどとあなどってはいけません。
上記のように歯周病は命に関わる疾患にも関与することが明らかです。
症状が出てから手を打っても遅い場合もあるのでとにかく定期的に歯茎の検査を行って
悪くしないように現状の把握を症状を進行させないように気を付けましょう!!

歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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