マイクロエンド セミナー

昨日2014年7月21日に参加したセミナーの内容です。

東京・文京区本郷のGCで行われた根管治療のセミナーに参加しました。
参加したドクターはおそらく10名ほど、
講師は東京都港区で開業している石井宏先生と東京都渋谷区で開業している尾上正治先生です。
午前中は根管治療に関する講義、午後は実際の歯(虫歯や歯周病などで抜歯になった歯)を使って実習を行いました。

午前の講義の主な内容としては、
・歯内療法(根管治療)の目的
・歯内療法(根管治療)の進歩
・新しいニッケルチタンファイルについて
・根管の解剖
・根管の洗浄
・根管の拡大・形成・充填
・外科的歯内療法
などについて総論的なことから、各論的なことまでわかりやすくお話がありました。

午後は実際の歯を使っての根管治療の実習を行いました。
実習の内容は、
・マイクロスコープ(治療用顕微鏡)と超音波器具を活用したアクセス窩洞の形成
・新しいニッケルチタンファイルを活用した根管の拡大・形成
・ゼネシスフィル・パックを使ったCWCT法による根管充填
を行いました。

CWCT(Continuous Wave Condensation Technique)法は
北米の根管治療専門医の約48%が第一選択で採用している根管充填法です。
CWCT法のメリットは、日本で一般的に行われている側方加圧根管充填
(ちなみに、側方加圧根管充填は北米の根管治療専門医の43%が第一選択)よりも緊密に根管充填ができること、
根管充填の長さのコントロールができることなどです。
デメリットは、歯根が長い歯に適応できないこと、垂直加圧根管充填よりは緊密に充填できないこと
、垂直加圧根管充填と同様に習得が難しいこと(かなりテクニック・センシティブ)などです。
根管充填に関しては単一のシステムで、すべてOKという根管充填法はありませんので、
実際、当院では側方加圧根管充填を使っております。それ以外にも垂直加圧根管充填がありますが
どの方法を選択したとしても大きな有意差はないそうです。
それよりも根管充填する直前までに、いかに根管内に細菌感染をさせていないのか、根管内がきれいになっているのかが最も重要です。
今回実習で行ったCWCT(Continuous Wave Condensation Technique)法での根管充填を
いしはた歯科でも将来的には導入しようと検討しています。セミナーに行く度にまだまだ勉強しなくてはいけないことが
多いなとあたふたしますが、生涯勉強を続けて新しい知識を増やし、より良い治療を提供できるよう心掛けています。
今後も、患者さんの役に立つ治療情報を積極的に取り入れていけるよう外部セミナーに参加していきます。
では今日も一日診療を頑張っていきます(^O^)

顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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