40代で歯をすべて失う人も。急速に進む「侵襲性歯周炎」の兆候とは?

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は三が日最終日ですが、うちの家族は家でゴロゴロして箱根駅伝を見たりしていました。
子供達はお年玉で何か買いたいとぐずって仕方なく、ビックカメラのおもちゃ売り場で自分のお年玉で
おもちゃを買わせて、家でのんびり過ごしました(^-^)一度くらい旅行先例えば海外などで元日を過ごしてみたいなー
と強く思いました!そんな時にヤフーニュースを見ていたら歯科記事を見かけました。
勉強になるので是非読んでみて下さいね(^-^)

歯を失う原因は、むし歯だと考えている人は多いでしょう。しかし日本人が歯を抜かなければならなくなる原因のトップは、歯周病です。日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会の共著として発刊した書籍『日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(朝日新聞出版)から、歯周病の正しい知識を紹介します。

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 歯周病とはいったいどのような病気なのでしょうか。ひとことで説明するならば、歯そのものではなく、歯を支えている歯槽骨や歯肉などの歯周組織が細菌に侵され、破壊される感染症です。歯周病の原因になる細菌はわかっているだけでも100種類以上あり、これらをまとめて「歯周病菌」と呼んでいますが、このうちよく見られるポピュラーなものは10種類ほど。人それぞれ原因となる歯周病菌は異なり、一人1種類ではなく、いくつかの歯周病菌がかかわっているといわれています。

 歯周病菌の最大の特徴は、空気が大嫌いな「嫌気性(けんきせい)菌」だということです。むし歯も歯周病と同じ感染症ですが、むし歯の主な原因となるミュータンス菌は空気が好きなので、歯の表面など表立ったところで活動しています。一方、歯周病菌は、空気が届きにくい歯と歯肉のわずかなすき間を好み、ここから奥に入り込んでジワジワと勢いを増していきます。

■歯周病はこうして発症・進行する!

<感染から発症まで>

 私たちの口の中には、一般的に培養できるものだけでも400~500種類ほど、培養できない細菌を入れれば700種類ともいわれるさまざまな細菌が棲みついています。これらの細菌のうち、むし歯の原因菌は口の中に残った糖分などをエサに、一方、歯周病菌はタンパク質やアミノ酸をエサにして、歯の周囲にプラーク(歯垢)と呼ばれる、白くてネバネバした物質を作り出します。

 歯の表面を爪でなぞってみると、爪には白っぽい、いわゆる「歯くそ」が付いてきます。これがプラークです。ブラッシングを怠けたり、磨き残しがあったりすると歯に付着したプラークの層はどんどん厚くなり、歯周病菌がくっつきやすくなってしまうのです。プラークに取り付いた歯周病菌は心地よい住環境を求め、空気が届きにくい歯と歯肉間に向かって移動を始めます。ここにはもともと「歯肉溝(しにくこう)」といわれる1~2ミリのすき間があり、歯周病菌はこの歯肉溝から奥へ奥へと潜り込んでいきます。

<第1段階:歯肉炎>

 歯周病菌が歯と歯肉のすき間に侵入すると、歯肉は炎症を起こし、赤く腫れて出血します。これは、異物である歯周病菌を追い出そうとする防御反応です。同時に、健康なときは1~2ミリだった歯肉溝は、歯肉が腫れることによって、見かけ上、歯と歯肉の境い目が深くなる「仮性ポケット」と呼ばれる溝を形成します。この「歯肉炎」の段階ならブラッシングや、歯科医師によるプラークと歯石(プラークが固まって取りにくくなったもの)の除去など適切なケアをすれば、歯肉の炎症はおさまり、仮性ポケットをもとの浅い状態に戻すことができます。

<第2段階:軽度の歯周炎>

 歯肉の炎症は深いところまで達し、歯肉溝は仮性ポケットから「歯周ポケット」といわれる状態に進行します。歯肉はむずがゆかったり、触るとぷよぷよしますが、この段階では異変に気づかない人がほとんどです。

 この状態でも、第1段階と同じように、ブラッシングと、プラークや歯石の除去など適切なケアで回復が可能です。

<第3段階:中等度の歯周炎>

 炎症はさらに強く広がって、歯肉の色はピンク、赤、紫が混在した状態に。また歯肉は本来歯を覆っていた位置から下がり、歯の根元付近が徐々に露出してくるので、歯が長くなったように見えます。歯肉の内側では歯を支える歯槽骨が溶け始め、レントゲンで見ると高さが低くなっています。歯の違和感や揺れ、口の中の粘つき、口臭などかなり症状も現れますが、まだ気づかない人もたくさんいます。また、歯と歯のすき間が広がり、そこから息が漏れることによって「サ行」が発音しにくくなるなど、発音への影響も出始めます。

 第3段階以降はプラーク除去などの治療だけでは改善されないことも多く、手術(をおこなうこともあります。
歯肉はさらに下がって、歯と歯のすき間も目立つようになります。歯槽骨もだいぶ吸収されてなくなっているため、レントゲンでは歯が細く長く見えます。歯肉からは膿や血が出て口臭は一層強くなり、歯はぐらつきます。歯が不安定になるので、本来の位置から動いて歯並びが悪くなったり、十分に噛めなかったり、発音しづらくなることもあります。

 ブラッシング、プラークや歯石の除去、手術などさまざまな方法を総動員して治療しますが、歯を救えずに抜歯になり、入れ歯やインプラント治療が加わることも少なくありません。

 終末期 骨が溶け、土台を失った歯は抜け落ちます。抜けたあとを入れ歯やインプラントで補う治療をします。

■1割は急速に進行するタイプ

 歯周病はゆっくりジワジワと進行していくことが多く、歯肉炎から歯が失われるまでの期間は15~30年程度といわれています。しかし喫煙や糖尿病にかかっているといったリスク因子があると、進行が早まります。

 またこうしたリスク因子に関係なく、歯周病の約1割は「侵襲性歯周炎」という5~10年で急速に進行するタイプであることがわかっています。侵襲性歯周炎には「若年性歯周炎」という別名があり、その名の通り10代20代という若い頃に発症し、そのままにしておくと歯がグラグラになって、40代ですべての歯を失ってしまったというケースも少なくありません。

 侵襲性歯周炎でも、早い段階で発見し治療を開始すれば進行を止めることができます。ところが若い世代には歯周病という自覚がなく、歯肉が腫れる、出血しているという症状が出ていても見過ごしてしまうことが多いのです。また、一般の歯科医師もあまりこの病気の認識がなく、早期発見の機会を逃してしまうことがあります。
侵襲性歯周炎の人が家族にいる場合は、遺伝的な素因や生活習慣も似ているため、発症する確率が高く、より注意することが必要です。
歯周病に関してわかりやすくまとめてあり、大変参考になるはずです。歯周病は早めに発見し治療を行えば
かなり軽減することが出来ます。早めにということが最重要ですので定期的に歯科を受診し、自分の口の中が
どんな状況なのか把握するように努めましょう!!!

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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