口腔カンジダ症の治療法

こんばんは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は朝から晴天で気持ちの良い一日でした。
今回は口腔カンジダ症の治療法についてご説明致します。

治療法

口腔カンジダ症の治療にあたっては、まず患者の全身・局所状態、投与されている薬剤などを十分に把握した上で、
抗真菌剤を選択、投与することが大切です。
ある種の口腔カンジダ症は血清鉄欠乏、血清葉酸欠乏と関係するとの報告があるが、もしこれらの血液データ値の異常があれば
修正する必要があります。また,免疫機能異常を伴う慢性皮膚粘膜カンジダ症では、免疫学的治療が並行して行われます。
 (1)抗真菌剤の分類
   ①化学組成による分類
      ポリエンマクロライド系—アムホテリシンB(商品名=ファンギゾン)
      キャンディン系
      フッ化ピリミジン系
      アゾール系
         A:トリアゾール系—フルクナゾール(商品名=ジフルカン)
         B:イミダゾール系—ミコナゾール(商品名=フロリードD)
   ②剤形による分類
      経口剤--含嗽剤、口腔錠、軟膏、シロップ剤
      注射剤
 (2)局所投与
 抗真菌剤の局所的投与として含嗽剤,口腔錠、軟膏、シロップ剤などがある。
 通常は含嗽剤よりも口腔錠の方が口腔内で徐々に溶解し、患部との接触時間が長いため、より有効であると考えられます。
 しかし口腔乾燥症患者の場合は,口腔錠は溶解困難であるため、含嗽剤の方が好ましい。
 軟膏は口角部病変や、上顎義歯床粘膜面に塗布して口蓋粘膜病変の治療に用いられます。
 シロップは内服の際に口腔内にできるだけ長く含んだ後に嚥下させる方法が口腔、咽頭、消化管の病変に有効です。
 (2)全身的投与
 一方、全身的投与としては経口内服または静脈内注射が局所的投与で効果が認められない場合、免疫不全患者や白血病患者の口腔カンジダ症・全身カンジダ症の予防的投与として行われます。
 口腔カンジダ症の治療には、アルカリ性含嗽剤である2%重曹水を用いて洗口させ、0.1%クロルヘキジンあるいはナイスタチン軟膏を患部に塗布します。
 重症の場合には抗真菌性抗生物質アンホテリシンBの経口投与または点滴静注を併用します。
  (本剤は腎機能低下をきたしやすいので乳幼児への投与はできるだけ避けます)
 また基礎疾患をもつ場合では本症の予後がその病態に大きく左右されるので、基礎疾患に対する適切な治療に努めます。
 (3)その他
 なお小範囲に限局した慢性肥厚性カンジダ症では、外科的切除の行われることがあります。

1:口腔カンジダ症治療の主要抗真菌剤
 (1)ポリエン系抗生物質(ナイスタチンやアムホテリシンBなど)
 ナイスタチン(ナイスタチン、マイコスタチン)は内服薬、シロップ、軟膏があります。
 口腔カンジダ症では局所療法として軟膏塗布やシロップの含嗽法が行われます。
 アムホテリシンB(ファンギゾンR)は内服薬、注射薬、シロップなどがあります。
 主に静脈により深在性カンジダ症の治療に用いられるが、局所療法剤としても有用であり、シロップの塗布や、希釈して含嗽剤としても用いることができます。

 (2)グリセオフルビン(フルビスタチン)
 慢性粘膜皮膚カンジダ症などの難治性の表在性カンジダ症の全身的投与とてい用いられます。
 胃腸障害、頭痛などの副作用がある。またワルファリン系抗凝固剤との併用で抗凝固剤の作用を減弱するので、抗凝固剤使用患者では用量について注意を要します。

 (3)アゾール系抗生物質 (ミコナゾール、クロトリマゾール、フルコナゾールなど)
 主に皮膚や膣のカンジダ症に対して外用薬、膣剤として使用されたり、慢性皮膚粘膜カンジダ症に対して全身的投与がなされます。
 ナイスタチンなどの他剤に抵抗性の口腔カンジダ症に対してクロトリマゾール(膣錠を口腔錠として使用)やフルコナゾールが有効であったとの報告がみられます。

 (4)その他
 1~2%ピオクタニン液、ゲンチアナ紫、3%硼酸グリセリン、希釈したルゴール液などが局所的に使用される。

2:抗真菌剤療法以外の治療
 慢性肥厚性カンジダ症(カンジダ性白板症)は抗真菌剤のみでは病変消失に長期間を要することが多い。
 このため限局性の小病変の場合は外科的切除を行うときがあります。

治療効果・観察期間
1:治療効果・観察期間
 全身的疾患のない患者の急性口腔カンジダ症であれば、抗真菌剤投与により短期間で自覚・他覚症状は消失します。。
Holbrookらの報告では95例の口腔カンジダ症の56%が1ヶ月以内に治癒したが、慢性肥厚性カンジダ症や内分泌系疾患のある患者では1年以上の長期間を要したとされています。
2:治癒の判定
 肉眼的に病変の消失を確認することで十分ではあるが、ただちに投薬を中止すると再発しやすい。
 口腔常在菌叢がもとの状態に十分復帰するよう臨床的治癒も2~3週間は局所投与を継続しながら経過観察を行う必要があります。
上記に口腔カンジダ症の治療法についてまとめました。ご質問があればお気軽に尋ねて下さい。

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